“油断大敵とはまさにこの事!”
前回(昨年の仕事についての振り返り)の記事で、年末に体調不良で早退した事に少し触れてみたが、その時は症状等は書かずにいた。
今回はその辺りの事を詳細に綴る事とする。
それは、先月の最終週。
夜勤の一日目の途中にそれは起きた。
作業中に突然目の前が暗くなり、立っていられなくなった私は、堪らず床にしゃがみ込んだ。
最初の異変が起きた際に “あれ?何だろう…この感覚。私、疲れているのかな” と感じたものの、その時はあまり深刻に考えていなかった。
頭のふらついた感覚が無くなった事を確認してから、再び立ち上がり念の為、いつもよりゆっくりと作業を続けた。
時折、機械の様子を見ながら、傍にある椅子に腰掛けて休んだ。
機械に投入されたアルミパウチとチューブの減り具合を見つつも、 自らの体がどこまで持つのかを気にしながら作業をしていた。
そんな時である。若干頭がクラクラしている中で、チューブの口に封をする為のアルミシールの交換をしようとした時である。
アラームを止めて、ロックを解除してシールの芯を取り出し、手の付いていないアルミシールのロールをセットしたその時である。突如、目の前が暗くなり呼吸が早くなって来た。
一旦呼吸を整えながら、セットしたシールの端と前のロットの切れ端とをテープで繋ぎ合わせた時だ。
再び頭がクラクラし出し、その場にしゃがみ込んだ。呼吸は早くなり胸も重苦しくなってきた。もはやここまでの状態ならば自力で助けを求める事は難しい。幸いにして様子を見に来た先輩パートの方が気付き、直ぐに休むことになった。
突然の体調不良で急遽仕事から離脱して、壁際のデスクの下の椅子に腰かけ、しばし倒れる様に突っ伏していた私。きっとその時の私の顔は真っ青だったことだろう。
その後、場所を移動して物置の奥にある仮眠用のベッドで横になった。
隣の工程の社員さんと課長が様子を観に訪れてくれた。
横になってからは徐々に体調が回復し、夜の12時前に早退した後は自力で運転して帰宅した。
翌日以降、この症状を鑑みた上の結論は ‟貧血” だった。何年も目立った症状が出ていなかった為に気付けなかったが、いくら考えてもそれしか出て来なかった。
こうして、前回かかった内科を受診してみた結果は…予想通り。
血液検査の結果、ヘモグロビンの数値が9と低かった為、鉄剤を処方された。
‟私、貧血持ちだと言う事実を忘れ去っていたわ!”
過去記事も綴っていたのに…
参考までに前の職場に勤務していた時の記事を貼っておく
「また無理をしおって…」と言う、脳内住人のお叱りが痛い程に沁みる今日この頃である。
それにしても、ヘモグロビン値まで ‟推しバンドと同じ数字で合わせて来なくてもいいのでは!?” と思ったら何だか複雑な気持ちである。
本年2023年は、貧血の治療と文章ならびに本業の長期継続を目指して、過ごす事をここに誓おう。