“一旦すべてを壊してしまわないと、新たな物は生まれない”
音楽も退廃的な曲に惹かれる
“スクラップアンドビルド” などと言うが、既存の(使い古した物を)一旦整理してから再構築する。そんな解釈で私は捉えたのだ。
更地にしてから、土台を作り直して柱や壁、窓・扉・床等を作り上げていく。
建造物で例えてみるとこんな感じであろう。
話を元に戻そう
短絡的に破壊を “悪” と見なすのは拙速である。
古く朽ち果てた物を畳み、そこからまた新たな物を創造する。人生はその連続なのだ。
“輪廻転生” とはよく言ったものだと。
ロックを聴いていると、その印象を強く受ける。退廃して行く様を見事なまでに表現しているからこそ、ロックに強烈なまでに惹かれると言ってもいいだろう。
攻撃・刺激・退廃…
この三つの要素を絶妙に加えているロックミュージックが、最強だと個人的に思っている。
その要素を強烈に感じられないロックバンドや楽曲には、正直言って興味の持ちようがないのだ。何故ならそこには、ロマンやドラマティックな要素は欠片も見当たらないからだ。
何もかも残念だな…
私にとっては、ロックとロマンは切っても切れない関係である。